新卒大量採用時代はマネージャーも転職チャンス
2018年3⽉卒の⼤卒者の求⼈倍率は1.78倍と昨年より+0.04ポイントと増加(出典:株式会社リクルート『第33回ワークス大卒求人倍率調査(2018年卒)』- 求人総数および民間企業就職希望者数・求人倍率の推移)。依然、⾼い⽔準で推移しており、企業にとっては新卒採用の厳しい状況が続いています。
そんな中、「学生の質より採用予定人材の確保を優先」と考える企業が8年連続で増加し、今年は4社に1社が「質より量」と回答していることが就職情報サイトディスコの調査(でわかりました。せっかく採用した新卒を丁寧に育てきちんと戦力化するためにも、企業に必要になってくるのが管理職、マネージャー人材でしょう。
一方で、ヒューレット・パッカードやパナソニックなどをはじめとしてプロパー社員ではなく外部社員を登用することによって業績を回復させている企業も増えているそうです。プロパー社員の伸び悩み、マネージャーが育ちにくい日本企業の環境が大きな問題になりつつある昨今、中途採用で自社の力不足を補おうとする流れが活発になりつつあります。
今後多くの企業が管理職、マネージャー人材の採用にさらに力を入れ始めると思われ、経験者にとってはかなりの追い風となりそうです。さらには、リーダークラスがマネージャーとして採用されるチャンスも広がってくると思われます。新しい環境での仕事に興味のある方は、一度キャリアコンサルタントにご相談されみてはいかがでしょうか。
(ライター カトウヒロコ)