論文をスマホで書けますか?中高年世代につきつけられるスマホカルチャー
先日、衝撃的な事実を知りました。中高生が気になることを調べるのはGoogleではなくYouTube、友達との連絡はLINEではなくTwitterやInstagram…「時代は変わったな」と思っていたら、今の大学生はパソコンではなく「スマホで論文を書く」というのです。
総務省「情報通信白書 平成29年度版」によると、20代は94.2%の人がスマートフォンを個人保有しており、インターネット利用機器はパソコン79%に対し、スマートフォン92%となっています。
一方40代のインターネット利用機器はパソコン73%に対し、スマートフォン78%とほぼ同程度。50代ではパソコン70%に対しスマートフォン64%とパソコンの利用率の方が高くなっています。
WEBサイトの閲覧はパソコンではなくスマートフォンを利用する人が多くなりました。スマートフォンで見ることを前提としたデザインでWEBサイトを構成するのが常識となりつつあります。
スマートフォンに慣れ切った大学生。PC所持率は9割以上であるにも関わらず、その7割が「PCスキルに自信がない」と回答しているという調査結果もあり、社会人になってからタイピングができずに苦労する新入社員も少なくないようです。
パソコンが不得意では仕事にならないのでは?と心配にもなりますが、高機能端末であるスマホは複雑なこともできるようになっています。エクセル、ワード、パワポもスマートフォンで使える時代。近い将来、仕事もPCを使わずスマホで済ます時代がやってくるかもしれません。
LINEで遅刻や休みの連絡をしてくるなんて!と目くじらをたてている場合ではもうありません!マネージメントも期待される中高年世代は時代の移り変わりをしっかり把握し、部下との付き合い方、自分の仕事の仕方についても考えていく必要がありそうです。
(ライター カトウヒロコ)