人生100年時代到来!転職にも生きるスキルの伸ばし方
「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」によって65歳までの雇用確保が義務付けられたことにより、「定年」を延長したり、廃止したりする企業が増えています。今後人手不足が深刻化していく中で、専門的なスキルを囲いこみたい企業の思惑もあるでしょう。
こういった状況がさらに進めば、自らのスキルを磨くことで、条件のより良い会社へと移動することも可能になります。専門性を持つことが今後、さらなる強みとなることは間違いありません。
しかし、人生100年時代。ひとつのスキルだけを追求していくだけでは、若干の不安が残ります。
マッキンゼー、グーグル、リクルートなど13回もの転職をした尾原和啓さんの著書「どこでも誰とでも働ける」では、副業やボランティアで「スキルを細分化して、そのうちいちばん高く売れるものだけを換金」してみることを推奨しています。
たとえば、会社内でひとつの仕事の流れとして当たり前に行なっているグラフ作成や議事録作成、データ作成なども、副業などを行うことで、会社外の多くの場で求められているスキルであることを実感されるでしょう。自分が得意なことを提供することで、新たにスキルを習得することなく、自分の市場価値を図ることができるというのです。
グラフ作成や議事録作成以外にも、社内で広報担当をされているなら広報の窓口、人と人を結びつけるのが得意ならイベントの運営など、普段何気なく行なっていることが、一歩外に出ることで「自分の持っているスキルがこんなことにも役立つんだ」と思えるような意外な自分の価値になるとしています。
ここで市場価値が高くついたスキルが、今までの専門的スキルが必要なくなってしまった際のセーフティーネットになるだけでなく、新たな転職先の候補を増やしたり、稼げる副業となる可能性も大いにあります。
もちろん、今持っている専門的なスキルにさらなる専門的スキルを加えることになり、転職をより優位に行うことができます。
今ある専門的スキルを磨くことはもちろん、自分の得意なスキルを書き出してみて、市場価値をはかってみてはいかがでしょうか。
(ライター カトウヒロコ)
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