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中高年の新しい流れ!?手段としての転職

2018.09.03

中高年の新しい流れ!?手段としての転職

中高年の新しい流れ!?手段としての転職

人生100年時代と言われています。一つの会社に定年まで勤める、という働き方が徐々に変化しつつありますが、そうはいってもまだまだ“就職”より“就社”という考え方が一般的でもあります。中高年の転職であれば、なおさら「次の会社で最後まで働こう」と考える方も多いのではないでしょうか。

マッキンゼー、グーグル、リクルートなど13回もの転職をした尾原和啓さんの著書「どこでも誰とでも働ける」には、転職には「目的としての転職」と「手段としての転職」があるとされています。

2つの転職にはその「目的」に違いがあります。「目的としての転職」は「その会社で働くこと自体」、「手段としての転職」は「自分のスキルや能力を高めて次のレベルに行くこと」をターゲットにしているのです。

“就社”という考え方に近い「目的としての転職」は、その会社だからこそ自分のやりたいことを実現できる、というときの選択肢となるでしょう。モチベーションを上げやすいメリットがある一方で、その会社でやりたいことがなくなってしまった時や、会社のブランド力が落ちてしまった際にやる気を削がれてしまうデメリットがあります。

一方、「手段としての転職」は、スキルや人脈を得るために行います。会社の規模、会社名などが転職先を選ぶ基準とならないので選択肢が広がる上、明確なスキルアップが可能となります。

ただ、自分が得たかったものが手に入った場合は次の転職先を探すことになるので、自分がどうなりたいかをしっかり見据えて行動しないとただ転職を繰り返す状況となってしまうので注意しましょう。

人生100年時代、今回考えている転職が最後ではないかもしれません。これからの私たちには、就社という目線だけでなくその転職が自分の人生やキャリアを良いものにする「手段として相応しいか」、を考える視点が必要なのではないでしょうか。
(ライター カトウヒロコ)

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