転職すべき人・すべきでない人 3つの特徴
転職を「すべき人」と「すべきでない人」がいる。転職を相談されるキャリアコンサルタントの多くがそう感じているそうです。転職に成功しそうな人、失敗しそうな人、という分け方もできそうですが、両者にはどのような違いがあるのでしょうか。
転職すべき人の特徴は
・やりたいことと転職理由に整合性がある
転職の理由が明確で、やりたいことときちんと噛み合っていることがポイント。やりたいことが転職によってしか実現できない場合。
・現職企業に将来性がない
在職中の会社の将来性に問題があり、改善の見込みがない。
・現職企業では本人の希望が叶わない
やりたいことや、将来の自分の目指すべき姿があるにも関わらず、現職で実現することが難しい
目指すものがあり、それを実現させるだけの活力、意欲を持っていること。現職では実力を発揮することが難しく、転職によって希望を叶えることができる場合には、転職を「すべき」人となります。
一方、転職すべきでない人の特徴は
・本人の希望と市場価値にギャップがある
「給与のアップ」もしくは現状以上を条件に転職活動をする人が多いのですが、必ずしも希望の収入では転職できません。自身の経験やスキルの市場価値と希望とのギャップが大きい人は無理に転職をするのは危険でしょう。まずは転職サービスなどで自分の市場価値を確認してみてはいかがでしょう。
・やりたいことと転職理由に整合性がない
転職の理由と今後自分がやりたいこと、実現したいことに矛盾がある場合、転職活動は難しいものになります。転職理由と今後の希望が一致しているのかを、深く考えられていない場合は注意が必要です。
・転職理由が今の会社でも解決できる
本人は「転職しか解決策がない」と思い込んでいる場合でも、よくよく整理をしてみると現在働いている企業で仕事をしながら解決できる場合が多々あります。他の要素とも関係してくることですが、転職はリスクを伴う決断です。まずは現状の分析をし、現在の環境で実現できることを考えることが必要です。
では「転職を考えている自分は転職すべきか?すべきでないか?」。答えを出すために大切なことは、以下の2つです。
・転職によって解決したい問題問題は何かをきちんと整理すること。
・自分の現状とキャリアプランを検証し、勤務している会社で課題が実現できるかを再検討すること。
また、自分の市場価値、市場ニーズを知ることも重要です。そんな時有効なのが客観的な視点。転職サービスに登録し、キャリアコンサルタントに相談してみてはいかがでしょう。
(ライター カトウヒロコ)