転職先の新しいチェックポイント!?“テレワーク”のメリット・デメリット
先日、“日立がテレワーク10万人 社員の過半、生産性向上へ“というニュースを目にしました。社外の業務拠点を増やし、情報漏洩などのリスクが少ないシステム環境を整えることで、10万人規模の社員が自宅や外出先で仕事ができる仕組みを構築。通勤時間を減らし、生産性を高めるほか、多様な人材確保につなげることが狙いだそうです。
人手不足が進む中、テレワークは社会全体の生産性向上につながるとして政府も後押ししており、企業での導入比率を2020年に30%以上まで高める目標をかがげています。
テレワーク推進のニュースを聞くと、いろいろな働き方ができるという点で魅力的に感じる方も多いのではないでしょうか。
私自身、企業に勤めていた際、テレワークを経験したことがあります。最初は、かなり魅力的に感じましたが、実際はメリットとデメリットがあるということを痛感しました。
メリット)
・通勤しなくて良いので、通勤時間を有効に使える
・自分の好きな場所、好きなスタイルで仕事ができる
・時間に融通がきく
デメリット)
・子供など家族が家にいると、仕事の時間をしっかり確保することが難しい
・依頼する側がテレワークに慣れていないと、行う仕事内容が曖昧になり、やりとりが増える
・仕事を受ける側が、どんな情報が欲しいのか、いつまでに行うべきなのかなど、仕事管理をしっかりしないと、仕事の出来上がりに齟齬が生じる
・コミュニケーションがとりづらく一体感を感じにくい
転職先探しのひとつのポイントとして、テレワークが可能か否かは労働時間やワークスタイルにこだわりのある方なら「重要な点」になりつつあります。企業のテレワークの推進度合いや、デメリット部分への対策の有無など、新しいチェックポイントをしっかり確かめてみてください。
(ライター カトウヒロコ)