こんな時はダメだった!転職失敗体験談
私は今までに、4回の転職を経験しています。
初めての転職は、新卒で入社した会社が倒産したためやむを得ず。
2回目の転職は、契約をしっかり結んでもらえず当初やりたいと伝えていた仕事にも全く従事できず雑務しか行えなかったため。
3回目の転職は、雑誌の編集からウェブの編集のスキルを磨きたかったため。
4回目の転職は、その会社での自分の今後が見えなくなってしまったため。
それぞれ異なる転職理由があるのですが改めて振り返ってみると、明らかに成功したときと失敗したときでは転職した際に“やりたいことをきちんと思い描けていたか否か”に大きな違いがあることがわかりました。
成功したとき→やりたいこと、目指すことがはっきりしている
失敗したとき→転職、転職で叶えたいことがはっきりしていない
ざっくりいうとこのようなことになるのですが、初めての転職の時と2回目の転職の際は、とにかく「雑誌の編集者になりたい」という新卒入社からの思いを強くもって転職活動をしていました。
雇用形態や給料については優先順位を下げ、「編集の仕事に携われること」のみを重視して転職活動をしました。結果、初めての転職先ではほとんど編集の仕事に携わらせてもらえなかったものの、一緒に働いている方がわたしの強い意思を汲み取ってくださり2回目の転職先を紹介してくれることになりました。
初めての転職先は正直、失敗だったとも言えるのですが、雑務でも腐らずに真面目にやっていた事が報われる結果となりました。2回目の転職先でも最初は雑務でしたが、真面目にやっているうちに特集ページまで任せてもらえるようになりました。
3回目の転職は「ウェブの編集スキルを磨きたい」という目標があり、それを叶える事ができる会社に転職しました。ここでもスキルを磨くということに猪突猛進できたので、自分の中では満足いく転職でした。
そして4回目。転職に悪い意味で“慣れ”てしまっていたのかもしれません。転職すれば道が開ける、と暗に思っていたとも言えるでしょう。
転職を決定した理由は「その会社での自分の今後が見えなくなってしまったため」でしたが、もっと大切な「今後、自分は何をやりたいか?」について全く見えていませんでした。
志望動機にはそれなりのことを書いていましたが、実際、それを自身が本気で目指していたのかというと、今思えばそうでなかったと言わざるを得ません。
自分自身が求める環境なのか、ということについて真摯に検討することもなく転職してしまったため、全く想像していなかった仕事に就くことになり転職してもなお「自分は何をやりたいか?」について自問自答することになりました。
転職する際は志望動機に書いたり面接で必要になるので、やりたいこと、目指すことを一応は考えるものの、本当にそれは心の底から思っていることなのか、自分にウソをついていないのか、自分をしっかり見つめて明確にすることをおすすめします。
(ライター カトウヒロコ)