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「ホウ・レン・ソウ」は不要!?必要なのはマネージャーの意識改革

2018.12.27

「ホウ・レン・ソウ」は不要!?必要なのはマネージャーの意識改革

「ホウ・レン・ソウ」は不要!?必要なのはマネージャーの意識改革

多くの企業で社内コミュニケーションの規範であるホウレンソウ(報告・連絡・相談)。しかし、「働き方改革」を模索し続ける大企業Googleの日本法人CMOの岩村水樹氏は、「ホウレンソウが必須なのではない」としています。

イノベーションを第一とする世界トップ企業Google。今回は「働き方改革」に伴うべき「管理職の意識改革」に付いて、Googleの取り組みの一部を取り上げながら紹介していきたいと思います。

■在宅勤務での実験的取り組み
ITインフラの発達により、在宅での仕事が広がりつつありますが、マネージメントの問題があるというのが多くの企業の認識です。働き方改革に大きな影響を持つ在宅勤務。「志は大きく、スタートは小さく」がモットーのGoogleではまずは少人数で在宅勤務用のツールを運用し、その良さを少しずつでも多くの人間に実感してもらうことにしました。

事前の管理職へのアンケートでは「在宅業務に不安がある」と5割近くが回答したのに対し、運用後のアンケートで実際に課題を感じた、と回答した人は全体の約1割にとどまりました。

部下のスケジュールはカレンダーから確認ができ、ミーティングもテレビ会議で充分に対応が可能です。出社することを前提にホウレンソウに頼らなくとも、部下の業務の結果であるアウトプットをしっかりと受け止めれば、管理職としての仕事は務まるというのです。

■「管理することが目的」ではない
管理職の中には、現場にいないと進捗が分からない、管理や評価に支障が生じると考える人もいます。しかし、部下の動向を逐一監視したり、空いた時間があれば会議を設けることが管理職の仕事なのではありません。「目的の為の管理」なのであって「管理自体が目的」となってしまっては本末転倒です。

Googleは成果を上げているチームの共通点を調べました。その結果、共通点として判明したのが「精神的に自由な」環境であることでした。Googleがマネージャーに求めるのは仕事を円滑に進めることに留まらず、そのための「雰囲気作り」も重視しています。人種や性別、立場に関係なく自由にアイデアを出せる雰囲気こそが、イノベーションの秘訣なのでしょう。

■充実した私生活が仕事を向上させる
ネットの発達や、インフラの整備に伴い、仕事とプライベートの境界線は今までになく曖昧になりつつあります。時間外の仕事メールや電話連絡に追われると感じている人も少なくないでしょう。Googleではアイデアを生み出すためには、オンとオフのメリハリをしっかりと付けることも大切だとしています。

ITインフラを部下を拘束するツールにしてしまうのか、有効活用して仕事の効率を引き上げるのか、それはマネージャーの手腕にかかっています。例えば「夜10時以降はメールをしない」と取り決めるなど、互いの働く時間への配慮も、快適な仕事環境を作るために重要だといえるでしょう。

人手不足が危惧される日本において、社員ひとり当たりの生産性の向上は重要な課題の一つです。管理職が部下を一から十まで管理しようとすれば、管理が目的化することでかえって生産性は低下してしまいます。管理の手法やアプローチを変えることで、多様な働き方を選択できるようになり、働き手にとっても会社にとってもメリットが生じる。そんな「働き方改革」を実現していく必要があるのではないでしょうか。

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