長く現役でいたいサラリーマンの先にある3つの道
人生100年といわれるこの時代、少子高齢化が進む中、徐々に70歳定年制が現実味を帯びつつあります。定年を過ぎ70歳を超えても現役で働き続けることは決して難しくはなく、むしろ必要なことにも思えてきます。そのためには、先を見据えたプランを練っておくことが重要です。定年間際になって慌てて準備をするよりも、着地点をイメージして用意をしておくに越したことはありません。
今回は現在会社員として働いている方々に向け、70歳を超えても現役を続ける為のプランを幾つかご紹介します。
■サンプル1「企業人でいたいあなたに」
働き方改革が政府により奨励されるなど、働き方のバリエーションは増えていますが、高齢者を雇用し続ける為の制度が整った企業というのはレアケースです。残念ながら、定年の波に流されるように、シニア社員は一線から退くことになってしまうのが現状でしょう。
あなたがずっと企業人であり続けたいという場合にオススメなのが、中堅、または中小規模のオーナー会社の幹部職に就くことです。大企業と異なり、地方の中小企業というのは優秀な技術や実績があるにも関わらず、人材不足に陥りがちです。そんな状況の企業からは、技術や経験を積んだシニア人材は歓迎される立場になるでしょう。
■サンプル2「専門性や人脈を生かし、フリーランスの顧問・アドバイザーに」
2018年6月にコーポレート・ガバナンスコードが強化されたことをきっかけに、社外における取締役、監査役といった役職の需要が高まりつつあります。自分の専門性や、人脈を生かして働き続けたいという人にはピッタリのプランかもしれません。
ただし、それ相応の実力が伴わなければ活躍し続けるのは難しいでしょう。フリーランスは自分の裁量、ペースで働くことになります。働く職場も辞めるタイミングも自分の責任で選べるのが魅力です。
■サンプル3「経験を生かして独立する」
定年後のキャリアとして王道なのが「独立」でしょう。定年後にサラリーマン時代から温めていた夢を叶えるというのは素敵なことです。自営業、教師、作家などさまざまな道が広がっています。
実現するとなればそれ相応の準備が必要となります。定年後、定年間際に準備を始めるのでは遅いかもしれません。成功するには用意周到さが大切です。自営業なら、開業する物件に事前に目処を付けておく、教師であれば教員免許の勉強をしておくなど将来の展望を抱いている方は、いずれやればいいと思わず、今すぐに準備を始めることをお勧めします。
今回取り上げた例はごく一部に過ぎませんが、共通する重要なことは「何がしたいのか」を見極め、「具体的かつ戦略的に」今から行動を起こすということです。年を重ねても現役を維持したいという方は、ぜひ明日からでもプラスアルファの行動をしてみてください!