転職面接の必須テクニック!印象コントロールのコツ
初対面の相手との会話には、誰しも緊張してしまうものです。まして就職面接の場面では尚更。沈黙が気まずいからと余計な事を言ってしまったり、無理に相手に合わせようとして、不自然な印象を与えてしまうことがあるかもしれません。そうなると「一緒に働きたい」と思わせることは難しくなってしまいます。
会話が上手な人にはそんな失敗はありません。相手に対する予備知識がない初対面の状態でも、会話を盛り上げる術があるのです。今回は、誰にでもできる「相手に良い印象を与える会話術」をご紹介します。
■積極的に相手の名前を口に出す
シンプルですが効果的なのが「相手の名前を呼ぶ」ことです。名刺を交換したり、自己紹介をしても、名前についてはそれっきりになってしまうことが多いのではないでしょうか?
例えば、「〇〇さんは~なのですか?」「〇〇さんの仰るとおり…」など会話の流れでしっかりと相手の名前を使うことが大切です。人は自分の名前をしっかりと呼んでくれる人に対して、好感を抱きやすいのです。
「〇〇さんが意図されていることは…」など、相手が何を求めているかを確認するときに使うのも効果的です。まずは覚えて貰うことが初めの一歩。名前を聞いたのに一切呼ばない、覚えない人は相手からも「関心を持たれていない」と解釈され、向こうの関心も引きません。名前をしっかりと呼ぶことは「あなたのことをちゃんと記憶している」というメッセージにもなります。
■話の内容以上に、話し方が大事
相手によく思われようとすると、会話の内容に集中してしまいがちです。話し方にまで気を配ることができる人は、多くはありません。実は、話し方は落とし穴。人の印象を左右するのは、話の内容よりも、話し方や表情、仕草といった外面的な要素が強いのです。
割りばしを咥えているイメージで口元を動かしてみてください。口角が数ミリ持ち上がるはずです。これが、話すときのお勧めデフォルトフェイス!笑顔で会話をすることで、声も笑みを含んだ「笑声」になりやすくなります。相手に明るい印象を抱かせるために、とても重要です。
次に気を付けるのは、会話のスピードです。緊張する場面では、どうしても早口になってしまいがち。そうすると性急だったり、威圧的なイメージを与えてしまいます。ぜひゆっくりめに喋ることを心がけましょう。丁寧に話すことで聞き取りやすくもなり、相手はあなたの話にしっかりと耳を傾けてくれます。
■過剰な謙遜はNG
ありがちな過度な謙遜や、「すみません」の連発は控えた方がいいでしょう。謙虚な姿勢は大事ですが、何を褒められても否定していると卑屈な印象を与えます。
素直に、「ありがとうございます」と口にする方が、相手に良いイメージを与えます。お礼の意味で「すみません」と口にする人もぜひ気を付けてください。相手に歓迎されるのは「すみません」よりも「ありがとう」の肯定的なメッセージの方です。
如何だったでしょうか。初歩的でシンプルなことですが、実践できている人は、意外に少ないようです。「印象を良くする」というと表面的なことに感じますが、良いコミュニケーションができる能力をアピールする大きな要素。ビジネスパーソンにはとても重要なスキルです。転職や就職面接の場で発揮できるよう、普段からぜひ実践してみてください。