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「老害にならない」ミドル・シニアに必要な3つの心がけ

2019.04.22

「老害にならない」ミドル・シニアに必要な3つの心がけ

「老害にならない」ミドル・シニアに必要な3つの心がけ

「自分はまだまだ働き盛り!」とお考えの中高年の皆さん、実は会社の若手に「老害」だと思われている…なんて想像をしたことありますか?年をとることで、気力や体力の衰えを感じても仕事の能力が下がるとは考えていない方が多いのではないでしょうか。

むしろこれまで培ってきた長年の経験、知識をたよりに「自分は正しい」と思いこみ、知らぬ間にまわりの若手の足を引っ張るような存在になっていたとしたら…。今回は、そんな「老害」にならないためにどんなことを心がけるべきなのか、紹介していきます。

否定から入らない

「最近の若者は~」…「老害」が口にする定番のセリフです。職場の若手の振る舞いが自分の常識や経験とは違う、と感じることが増えてくるのは当然ですが、「だからダメだ」と考えてしまうとしたら危険です。まずは現状を受け入れることから始めましょう。お勧めのアプローチは「(無条件で)すごい!」作戦。自分のやり方や考え方と異なる若者の行動を、まずは「すごい!」と受け止めてみてください。

「感心する」「興味を持つ」という姿勢になれれば、その先には学びと成長があるはずです。ビジネスの世界ではある意味最先端が真実。新しいやり方を否定せず、受け入れて成長しようとする先輩は、誰の目にも「老害」とは映りません。

既得権に拘らない

年功序列は会社と社員の結びつきを強め、会社への貢献に正当な評価をもたらす制度でもありますが、悪く言えば中高年層が利益をより多く獲得し、能力があるなしに関わらず若者が評価されにくい仕組みと言えます。一部の中高年層には、今ある「既得権」にしがみつき、新しいやり方や若者を、既得権を侵害する敵と見なすような人もいます。典型的な老害のパターンの一つですね。

高齢化が進み、中高年層を優先して養うような仕組みを長続きさせることは難しくなりつつある今、既得権にしがみつく人はこのまま逃げ切れるのか、社会が変わってしまうのではないかという不安でいっぱいの日々を送ることになるでしょう。それはとても充実した生活とは呼べません。ならば、次の時代に備えて新しい知識、技術、制度を仕入れる方が前向きに生きていけるはずです。

若い世代をリスペクトする

世代間のギャップというのはどんな時にもあるものです。価値観の相違から意見が対立したり、議論が巻き起こることもあるでしょう。「老害」世代は場数を積んで来たという強みがあるため、「そんなよく分からないものは認めない」と、若い世代の意見や実績を頭ごなしに否定しがちです。

しかし、過去の経験任せの判断が正しいとは限りません。特に新規プロジェクトを立ち上げる場合などは、創造力や発想力が豊かな20代から30代の人間に任せた方が、期待以上の成果を上げる可能性が高いのです。中高年世代には組織の未来をつくる、次世代を育てるという役割があることを自覚し、若い世代の芽を育てることに注力できればより職場にとっても有意義な存在になれることでしょう。

「老害」とは呼ばせない!

高齢化が進む日本においては、若い世代とともにミドル・シニア層はこれからも大きな戦力であり続けます。上の世代は若い世代を育てつつ、若い世代から新しい刺激を受けて自分達も変わり、成長していくべき時期にあるとも言えます。

新しい考えを生み出し、これからの流れを作るのは若者のエネルギーです。彼らをリスペクトしつつ、サポートし育てていくことこそが、ミドル・シニアといった上の世代に求められる社会的な役割なのではないでしょうか。

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