あなたはどれ?タイプ別「やりたい仕事」の見つけ方
さまざまな事情で転職を考えていても、「自分のやりたい仕事がはっきりしない」という理由で迷いを感じている方も多いのではないでしょうか。やりたい仕事が明確に定まらない場合、どのように転職先を探せばいいのか、タイプ別に「やりたい仕事」の探し方をご紹介しましょう。
やりたい仕事がわからない人は、大きく3つのタイプに分けられます。「器用貧乏タイプ」「変身願望タイプ」「慎重タイプ」です。
自分の強みが分からない器用貧乏タイプ
仕事においてどんなことでもある程度出来てしまうため、かえって自分の長所や強みを把握できていない、またはある程度できるようになると満足してしまい、モチベーションが持続しないのがこのタイプの特徴です。
「自分にはもっと合う仕事があるはずだ」と思いつつも、それが何なのかわからないという風に悩んでいる人は大抵ここに属しているのではないでしょうか。
そんな「器用貧乏タイプ」の人におすすめしたいのは、「自分の強みを伸ばす」ことに焦点を絞り、何かしら「極める」という観点で仕事を探してみることです。
どんな仕事においても何かしらひとつ卓越した部分が無いと、やがて評価されなくなってしまう可能性が高いといえます。器用貧乏のままでは、「使い勝手はいいけど代替の利く人」になってしまうリスクが。
まずは、「自分の得意分野がもっと伸ばせる仕事」「興味・関心を深めることができる仕事」にどんなものがあるかリサーチしてみてはいかがでしょうか。
別の場所なら輝けると信じている「変身願望」タイプ
「今の仕事は向いていない。他の仕事であれば能力を発揮できるのに。」と考えている人がいます。もちろん仕事を変えることにより、今まで発揮できなかった力が花開くことはあります。「新しく発揮される部分」に自信を持ち切れていなかったり、現状を変えてしまう不安が上回っているせいで踏ん切りが付かないのがこのタイプの人の特徴です。
変身願望タイプの人におすすめしたいのは、自分の発揮したい部分に関しての「自信の無さ」を払拭すること。その為にはまず鍛えたい分野に集中してスキルアップをしましょう。実績や経験を積むことで、自信の無さを克服するのです。
特定の分野に没頭することで、意外な面白さを見出したり、新たな適性に気づくこともあります。たとえ「やはり向いてなかった」と感じても、自信の無さから生じる不安は払拭できます。まずはとことんやってみる、には充分価値があるでしょう。
失敗を恐れる余り踏み出せない「慎重」タイプ
現状を変える必要性は感じていても、「転職で失敗したら」という不安が先立ってしまい、一歩を踏み出せないのがこのタイプです。特に、転職が初めてという人は多かれ少なかれ感じることでしょう。
転職は人生の転機とも言える一大事。身構えるのも無理はありません。しかし、「慎重」タイプの人に必要なのは、まずは不安を抑えてチャレンジすることです。
まずは人材募集を見て、仕事の条件や応募資格がどのようなものかリサーチしてみる。実際に面接で採用担当者の話を聞いてみるなど、アクションを起こしてみてください。
転職の成功に必要不可欠な要素のひとつが「自分を客観視すること」。そのために最適なのが、他者に向けて行動を起こし、リアクションを確かめることです。人材紹介会社のキャリアコンサルタントに相談するのもおすすめ。自分の職歴などから、転職市場で自分がどう評価されるかを知ることができます。
ミドル・シニアの転職においては本人の意志や意図がはっきりしていることが大切です。「やりたい仕事」で自分の力を発揮し、転職先企業に貢献できるという自信は転職の大きな武器に。現状と自分をしっかりと見つめ、前向きに行動しながら転職活動をすすめてください。