転職したいけど忙しくて…そんなアナタの時間活用術
現在の仕事をしながら行う在職中の転職活動には、どうしても制約があります。時間が思うように作れなかったり、仕事の疲れによって転職活動がはかどらないこともあるでしょう。
退職後であれば転職活動に専念はできますが、そこにはさまざまなリスクが。金銭面での不安が無く、焦らずにすむのが在職中の転職活動のメリットです。
今回は「忙しくて転職活動に割く時間がない」という人を4つのタイプに分類し、それぞれの原因に対する改善策をご紹介します。
時間を無駄にしてしまうタイプ
日常的にあるスキマ時間を見逃してしまっていたり、無駄に消費してしまっている人です。通勤の移動時間をメールのチェックや睡眠に充てている人、昼食をいつも同僚や友人と一緒に行こうとする人、一人の時間にメールや本を読んだりしている人はこのタイプに属していると言えます。
転職活動中にかぎって、小さな時間を全てそこに向けてみてください。例え3分でも、有効に活用すれば転職活動がグッとはかどるようになります。スマホで転職者向けのモバイルサイトを閲覧し、数件求人情報を読むだけでもOK。積み重なると、情報量が大きな成果につながります。
時間をかけ過ぎてしまうタイプ
効率的な方法を考えないまま「とりあえず」で作業に着手してしまうため、結果的に時間が足りなくなってしまうタイプです。履歴書を書くのに2時間以上かかる、1つの企業の研究や面接対策に半日以上かけてしまっている人などはここに属しているでしょう。
作業前におおよその所要時間を設定し、その時間内にこなすための効率的なやり方を考えることから始めてください。履歴書や職務経歴書なら共通項目である氏名・住所・学歴・職歴が埋まっているものを複数用意し、スキマ時間を使って企業別に書き進めるという風にすれば効率的です。
時間に追われているタイプ
日頃の仕事に追われ、そもそも転職活動に割く時間がないという人です。仕事のノルマがこなせずプライベートが犠牲になっている、仕事でやるべきことが次々と増えるのでそっちに手をつけるしかない、仕事の内容で頭がいっぱいになる、といった人はこのタイプに属しています。
まずは転職活動と今の仕事を続けること、どちらが大切なのかを一度見つめるべきでしょう。転職が重要だと思うのであれば、転職活動の優先順位をより引き上げた形でスケジュールを組まなければいけません。それこそ、スケジュール手帳に「転職活動をする時間」を設定して書き込むぐらいの対策が必要です。
体力・精神的に余裕がないタイプ
日頃の仕事で心身ともに疲労困憊してしまい、転職活動を行う気力がないタイプ。通勤電車や家では少しでも寝たい、休日は何もしたくない、仕事のことは考えずに気晴らしをしたいと思っている人はこのタイプです。
精神的に人が疲労してしまう原因のひとつは、「未来に希望がないから」です。つまり、今の仕事を続けていても未来が良くなるという希望が持てないため心身がすり減っているのです。
ですから、「転職活動に希望を見出す」ことで自分を奮い立たせるのがこの場合の一番の解決策と言えるでしょう。新しい職場で自分を活かすイメージを描けば、転職活動はむしろリフレッシュになるはずです。
転職活動を成功させるには、時間の有効活用が欠かせません。スキマ時間を上手くやりくりして情報を集め、効率的なノウハウを用いて転職活動を進めましょう。自分の「タイプ」がわかったら、改善策に工夫を加えより自分に合った方法を実践してみてください。