採用面接の質問タイムはチャンス!人事担当者に刺さる逆質問とは?
採用面接時によくある「最後に質問があればどうぞ」の一言。疑問に思っていることを解消するという意味も当然ありますが、自己PRをするチャンスにもなります。
「自分の視点・やる気などを、質問という形でアピールする」という意識を持つと、採用担当者に与える印象が変わります。今回は具体的な手法についてご紹介しましょう。
自分の長所を整理し、謙虚な態度でアピールする
「誰とでも親しくなれると思いますが、配属先の雰囲気について教えてください」「○○の資格を持っていますが、御社の事業内で活かすことは出来ませんか?」と言った自分の長所と抱合せで質問をしてみましょう。
大切なのはあくまでメインは質問で、自己PRは前振りの一環ということです。アピールが前面に出過ぎてしまうと、自慢気であまりいい印象を持たれません。
大切なのは、「面接の中で触れて貰えなかった自分のアピールポイントを押し出す」ことです。アピールすべき長所として重要なのは主に「積極性・責任感・協調性」の3つ。質問をする際には、具体的な数字や実績を出した上で「御社の役に立ちたい」と具体的な貢献のイメージを示せるとより良いでしょう。
入社後のイメージを膨らませる質問
「採用されるとして配属先は何処か」「配属先の具体的な仕事内容について」「人員構成はどうなっているか」、こういった入社後の具体的なイメージを掘り下げる質問はやる気のアピールになります。入社したら、どんな職場で、どんな業務を担当するのかを尋ねるのは当然のことですが、そこからさらに「スキルアップのために何が必要か」など、入社までに準備しておくべきことを尋ねておくと、さらなる意欲のアピールにもなります。
注意すべきはあくまで必要な範囲での質問に留めておくこと。社内の戦略や事業方針など、内情を探るような質問はNGですし、さも受かったような態度で「○○の商品の開発には携わらせて頂けますか?」などと尋ねるのも図々しいと受け取られてしまいかねません。
聞きづらい労働条件を上手く聞き出す
労働条件は非常に重要な部分ですが、入社が決まる前に根掘り葉掘り聞くと印象を損ねることがあります。中でも休日や残業に関する質問は、聞き方によっては「仕事をやりたくない」ようなイメージを与えてしまう恐れがあります。
そこで、「前職では○時間程残業をこなしてきましたが、御社では平均はどれぐらいでしょうか?」など、今までこなしてきたことを示した上でたずねるといいでしょう。また、仕事の繁忙期を確認し、そこから残業の時間を推測することも可能です。
給与に関しての質問も、細かく聞きすぎると「仕事内容より金銭に興味がある」と受け取られてしまいます。内容をしっかりと絞り、社員のモデルケースや昇給システムについて聞きましょう。
絶対に避けたいNG質問は、「調べれば分かる内容」と「既に話した内容」。相手にリサーチ不足や「聞いてなかったの?」という印象を与えないためにも特に気をつけましょう。
募集文にあった内容をきちんと確認したいということも時にあるでしょう。その際には言い回しにしっかりと気を配るべきです。「HPで○○と読んだのですが…」「先程○○とおっしゃったのですが…」と前振りをしっかりとすることで、NGを避けることができます。
知りたいことを確かめ、さりげなくデキルアピールも…面接時の逆質問チャンスをしっかりと活用しましょう!