面接では手応えがあったのになぜ不採用?よくある企業の裏事情
面接では互いに好感触、良縁に恵まれたと思いガッツポーズをしながら帰宅……しかし、後日不採用の通知が。転職者にとってはかなりがっかりするケースですが、こういった事態に遭遇する可能性、結構あるのです。
折角の貴重な時間を割いて足を運ぶ面接、できればこんな空振りの仕方はしたくありませんよね?そこで、今回の記事では面接では好感触だったのに採用ならず…となりがちな企業の三大パターンをご紹介します。
採用計画自体があいまいな企業
応募してから初回の面接まで非常にスムーズで、会社のトップが直々に選考にやってきてくれた。オマケにその面接では向こうのお墨付きのようなコメントを頂き…普通、そんな展開になれば誰しもがこれは採用されるだろうと期待を抱くはずです。
しかし、そこから一転!向こうのトップのスケジュールの都合が付かず、選考が遅々として進まず、気がつけば話自体が雲散霧消してしまう…企業側の採用計画が見切り発車の場合、話が流れてしまったり、時間を浪費することになる可能性があります。
こういった企業に多く見られるのが、選考の予定を決める人間が、トップの意思と無関係に動いている場合。例えば、会社のナンバー2の人が仮予定をセッティングするものの、トップには急用が入りやむなくリスケ…といったケースです。
「トップはわかってない」「この件に関しては自分が全て請け負っている」と言うような人がいたら警戒しましょう。場合によっては早々に見切りを付けたほうがいいかもしれません。
意思伝達ができてない企業
一次や二次は高評価で通過し、面接者からの反応も好感触。採用の期待に胸を膨らませていざ最終面接へと望んだら、まさかの不採用。理由を聞いて見れば、トップの人間が「自分の求めている人物像と違うから」と。
理不尽に思えるかもしれませんが、トップの意思が明確に採用担当者に伝わって居ない場合に、こんな事態に陥ってしまうことがあります。対策を立てることは難しいので、応募者側は、「今までの面接はなんだったんだよ…」とやるせない気持ちに駆られることでしょう。
最終面接で後悔したとしても後の祭りです。このリスクを回避したい場合は、企業のトップのSNSでの発言、本やサイトの文章などをチェックしてトップの思想をなるべく知っておきましょう。現場の求めている人間と、トップが求めている人間像が違うというのも良くあることなので、少なくとも「温度差がある」という認識を持つことはできます。
トップの求めてる人物像がそもそもあやふや
選考が進む度に、向こうが求めている人物像のイメージが変わっていく…なんてことがあったら困ってしまいますよね?採用の最終決定権を握るポジションに居る人間の意思が不明確であったり、意思決定ができていないというのは、実はありがちな問題です。
欲しい人材が明確になっていない採用活動では、企業側が適切な判断をすることができません。面接をしながらどんな人材を採用するか探るような状態であれば、たとえ面談が好感触だったとしても決定にはいたらないのも無理からぬことです。
面接では好感触なのに不採用になってしまう企業とは?
大きな特徴のひとつは、トップの意思が採用の現場に伝わっていないor定まっていないということです。本来選考というのは決定された方針に基づいて行われるべきプロセスですが、土台が固まっていない場合、その土台作りから付き合わなければいけなくなってしまうのです。
もしも雲行きが怪しいなと感じた場合は、おかしな部分がないかチェックしてみてください。「このパターンか?」と気づいたら、タイミングを見て他の企業への応募へと切り替えた方がいいかもしれませんね。