リストラに備える！40代からの転職準備活動

「この会社で一生働く」ひと昔前は普通だったこの考え、今はもう通用しなくなってきました。会社の規模や歴史に関わらず、経営が厳しくなればリストラを行うのは珍しくありません。

報酬の高い中高年層は、特にリストラのターゲットになりやすいもの。肩をたたかれてから慌てることのないよう、リストラと転職についてちょっと考えてみましょう。

まさか！自分がリストラのターゲットに…どうすればいい？

「今いる職場に仕事がない」と言われてしまったら、転職するしかありませんよね。行動しなければ事態は進展しません。どうせなら転職に大成功して、あなたをリストラした会社を見返しましょう！

では何から始めればいいのか。最初にやるべきは「職務経歴書」を作ることです。まずはそれまでやってきた仕事を書き出します。「その業務を通じてできるようになったこと、成長したこと」を意識するのがポイントです。柔軟性や学び、変化してきた経験は採用企業側の今後の期待へもつながります。

細かすぎると相手に伝わりづらいですが、具体性はリアリティを増します。実績として数値やデータを交えた定量的な説明ができれば強いアピールに。守秘義務に違反しないように配慮しつつ、就業中に整理しておくといいですね。

自分の市場価値ってどのくらい？

人材市場での転職者の価値はとても流動的。需要と供給の関係です。年収については「最低ライン」を決めておきましょう。今より1円でも下げたくない！とこだわると、応募できる会社がとても減ってしまいます。自分に合っている企業、仕事だと感じたら将来の昇給のチャンスを確認しつつ、ぜひ接触してみてください。

エージェントによって得意な求人分野があり、適正年収の提示もさまざまです。提示される年収は自分の絶対値ではなく、需給や相性があることを念頭に。高望みをしているとチャンスを逃します。中高年の転職は採用側にとってもリスク。今後「自分の強みや持ち味を生かして活躍できそうな企業・仕事」をリサーチしてください。

いまや転職は普通のこと、追いつめられるより攻めの転職！

大企業でもリストラが行われる昨今、いつ自分の勤める会社が人員整理を始めるかわかりません。40代以上のミドル・シニア層であれば、長く勤務した企業に対するロイヤリティや、仕事への愛着があるでしょう。一方で、健康寿命が延び「仕事人生」はいやおうなく長くなります。このままずっと、今いる会社で活躍し続けるイメージが持てますか？

今後は誰でも数回の転職を経験する時代になります。リストラを恐れるというマインドよりも、自分自身で積極的に仕事を選び変えるパワーを持つ！という気持ちで自分をブラッシュアップしていくことをおすすめします。大切なのは、自分を客観的に見る視点です。リストラ、転職を意識したらキャリアコンサルタントの採用サポートなどを資料してみてはいかがでしょう。