転職支援では“情報感度”が重要に
安室奈美恵さんが40歳で引退を発表されたことは記憶に新しいですが、引退もさることながら、全く40歳には見えないことに驚かれた方も多いのではないでしょうか。
今やお正月の定番番組となった「芸能人格付けチェック」でパーフェクトを出されたYOSHIKIさんが52歳だったり、紅白でさすがのパフォーマンスをされた郷ひろみさんが62歳だったり…。
海外にも目を向ければ、ジョニー・デップ、ブラッド・ピット54歳、トム・クルーズ55歳など、自分が若い頃にイメージしていた40代、50代、60代とは大きく違っていることに気づきます。
見た目だけでなく、「ネット環境でのエイジレス化」も進行中。実際にスマートフォン普及率をみても2017年7月の時点で40代84%、50代71.5%、60代55%(MarketeingReserchCamp調べ)、4年前の2013年と利用率を比較すると40代、50代では約2倍、60代に関しては3倍と跳ね上がっていることがわかります。
また、総務省発表の平成27年通信利用動向調査をみてみると、パソコンの保有率は40代で74.5%、50代で67.4%、60代で53.2%となっており、中高年がPCを使うことのハードルもかなりなくなっていると考えられます。
我が家でも、75歳の母が最近インスタグラムを始めハッシュタグまでつけて投稿しているのには驚きました。もはや、パソコンやネットに中高年が疎いという時代は過ぎ去り、パソコンやネットを使えることは当たり前になってきています。
今まで転職する中高年を雇う際「パソコンが使えない」「インターネットを使えない」と思い込み、それがネックになっていた企業も多いかもしれません。しかし今後、中高年の求人をする企業は、年齢に重きをおくのではなく、情報機器やITへの関心を含めた求職者の「情報感度」について見極めることが大切になってきそうです。
(ライターK)