40歳を過ぎて将来が見えてしまったら、やってみるといいこと
今では家庭の事情もありライターという仕事をしていますが、数年前、大手といわれる企業からベンチャー企業に転職したことがあります。
大手企業でマネジャー職につき、なんとなくこれ以上の出世は実際に難しいし、自分も出世を望んでいない。そんな状況になったとき、将来が見えず、その会社にいることがとても辛くなってきました。自身の40歳を過ぎた年齢も考え、転職しようと決意。そうして転職した先は、まだできたばかりのベンチャー企業でした。
選んだ理由は、「自分の経験を最大限に生かせるから」。その会社では、特別な価値はないと思っていた些細な経験まで生かして働くことになりました。
たとえばメールマガジンの作成。今まではマネジャーとしてチェックする立場。自身で作成したことは数回しかありません。しかし人の足りないベンチャー企業。マネジャー職で入った会社でも、自ら企画、構成、配信までを請け負わなければなりません。
とにかく、何から何まで自分でやらなければならない。言い換えれば、すべてを自分のやりたいやり方ででき、結果も自分自身に直に返ってくるということです。
やることが無限にあるベンチャー企業に勤めるよりも、上司にプロジェクト企画を通すための会議ばかりに出席していた大企業の生活の方が楽だったようにも思いますし、一方で何度も同じようなやりとりをさまざまな上司と会議でしなければならなかった心理的疲労を考えると、やはりベンチャー企業で自分の思うようにできる方が楽しいかな、とも思います。
どこで働いても、良いところもあり悪いところもあるわけです。いざ転職しようと考えると、今の会社の良いところに気づいて躊躇し、そのまま働くことを前向きに捉えられるのであれば、同じ場所で働き続ける方がいいと思います。
しかし迷いがあるのであれば、力を発揮しやすいポジション、役割を広げて働けるところなど今よりも自分の望む要素をもった会社を探すことで、幸せなキャリアを築ける場所を見つけることができるかもしれません。
もし、新しい場所を探してみたいと少しでも思ったら転職サポートに相談してみてはいかがでしょうか。
(ライター カトウヒロコ)