2018.04.23
若さより経験を買われる時代がやってくる!
2013年の改正高年齢者雇用安定法施行により、企業は定年後も働きたい社員を65歳まで雇用することになりました。しかし、多くの企業が給与を定年前の半分程度に引きさげ、それがシニアのモチベーション低下につながるという状況が起こっています。
そんな中、明治安田生命保険が2019年4月から定年を60歳から65歳に延長するのに伴い、60歳以上の給与水準を60歳前の7~8割程度に維持することを決定しました。ホンダも60歳以上の給与を59歳時点の半分から約8割に引き上げたとのことです。
今後20年で少子化の影響とバブル期の大量採用人材の退職などで、労働力確保が一段と難しくなることを見据え、経験豊富なシニアを確保することが狙いです。今は、まだ若さが重宝される時代となっていますが、今後こういった企業側の動きは活発になってくると思われます。
人生100年時代。60歳を超えても働くことが必要となってきている今、中高年世代は早いうちから自分の経験やスキルを整理しする必要があるでしょう。できること・プラスアルファしたいこと・やらないことを明確にして準備を整えることで、今後よりよい条件で働くことができる状況を自らつくることができそうです。
(ライター カトウヒロコ)