アラフォークライシス世代だからこそ考えたいセカンドワーク
“アラフォークライシス”という言葉をご存知でしょうか。世代ごとの月収を5年前と比較した結果、現在35歳から44歳のアラフォー世代の給与のみがダウンしていることがわかりました。
この世代は、バブルが崩壊した直後の就職氷河期時代に就職し「不況などの影響で他の世代より研修が受けられない」「新卒で希望した会社に入れず転職をすることによって勤続年数が伸びず給与が伸びない」「バブル世代が上に大勢いるため昇進ができない」「正社員になれず非正規で働いている」加えて、「70代の親と40代の子どもが同居生活を送る7040問題に直面する」などなど、さまざまな危機に立たされているというのです。(詳細はコチラ)
まさにこの年代にあたるわたしは、個人的に非常に衝撃を受けました。実際、思い当たることが多くあり、また、それゆえ劣等感をもって生きてきた点もあるからです。
しかし、秋山輝行氏が“組織に属さずともしぶとく生きていくスキルを身に着けてきたとも言える。高い給料を目指すよりも、生活コストを下げる生き方を産みだしたとも評価できる。確かに給与は前世代よりも減っている。給与が高いに越したことはないが、月給が2万円下がったことをもって「絶望」とまで言われたくない。”(抜粋)というように、この世代だからこそ、できることがあるように思います。
給料が低いにもかかわらず、求められることは、他世代と変わらない。そんな理不尽な状況ではありますが、それを嘆いていても何もかわりません。現在では、セカンドワーク案件、テレワーク案件も多数存在します。それらは、アラフォー世代である中高年のわたしたちでも十分に対応できるものです。
知らず知らずのうちではあっても理不尽な状況を耐え抜いた世代だからこそ、いろいろな仕事に挑戦できる柔軟性やパワーがあるのではないでしょうか。
(ライター カトウヒロコ)