給与アップを狙うなら、40代転職のターゲットは中小企業!
2014年のリクルートワークス研究所「ワーキングパーソン調査」によると、40代で転職の際に応募した会社の数が「1社のみ」が31.4%で最も多いものの、「10社以上応募」したというケースが24.8%で2位となっており、40代の転職の厳しさが伝わってきます。
一方、厚生労働省「平成28年雇用動向調査」を見ると、1,000名以上の大企業よりも1,000名未満の中小企業の方が40歳以上の中高年層を受け入れていることがわかります。転職をする際には名の知れた大企業に目がいってしまいがちではありますが、転職が簡単とはいえない40代では企業規模で転職先を絞ってしまわないことが重要と言えます。
中小企業への転職において大きな不安の一つとなるのが、給与が下がってしまうことではないでしょうか。「ワーキングパーソン調査」によれば、40代の転職では小規模の企業への移動が34.6%とトップの割合ですが、転職1年目に年収が10%以上増えた人が32.2%、転職2年目には40.5%と、転職前より収入が増加している人が多いことがわかります。この調査結果は、中小企業への転職であっても活躍できれば収入アップが可能であることを明示しています。
規模の小さい企業への転職が多い40代ですが、転職をして「よかった」(55.6%)と回答している40代が「よかったとは思えない」(15.7%)よりも多い(同「ワーキングパーソン調査」より)ことからも、企業規模が転職の良し悪しに大きく関わってくるわけではないことが伺えます。40代にとって、中小企業を転職のターゲットにすることは、活躍のチャンスや収入アップなどさまざまなメリットがありそうです。
(ライター カトウヒロコ)
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