転職成功者から見る40代で取り組むべきこと
人生100年時代到来&70歳現役社会とも言われ始めている昨今。70歳まで働くとなると40代はまだ折り返し地点を過ぎたばかり。働くからにはできるだけイキイキと働きたいものです。
長く働くとなれば、ほとんどの人が転職を経験することになります。社会人としてこれからも活躍し続けるためには、どういったスキルが必要なのでしょうか。
パーソル総合研究所によれば、転職に成功する人とそうでない人の違いは「ポータブルスキル認識」と「キャリア意識」の有無にあるそうです。
ポータブルスキルとは、“業種・職種を越えてどのような仕事や職場でも活用可能な汎用性の高いスキル”のことを指します。具体的には
「1.専門的な知識や技術・ノウハウ」
「2.基礎力としての対人・対自・対課題といった能力や処理力・思考力」の2種類。
キャリア意識とは「仕事を学び直すといったような学習指向性とそのためのモチベーション、キャリア戦略」とされています。
前出の調査によれば、40歳〜44歳の年代では自分のスキルを高める機会の減少を感じながらも、「高度な専門家との交流を通じて知識を深める機会の創出」「知識やスキルなどの専門性を高める努力」が他の年代と比較して低い数値を示すという結果になりました。スキルアップの努力を怠れば、転職や転職後の活躍が難しくなる可能性があります。
ユングによれば、中年期は青年から中年にさしかかる「人生の正午」であり、「危機の時期」でもあるとしています。人生の午前とは異なった生き方を自ずと迫られ、約8割の人が混乱を経験するそうです。確かに「人生の正午」に当たる自分や同年代の友人たちの多くは、今後、どう生きていくか、という難題に迫られています。
転職活動を成功させるためだけでなく、これからの人生をよりよくするためにも「ポータブルスキル認識」と「キャリア意識」について整理し、磨いていかなければ、と自分自身にも突きつけられた調査結果でした。
(ライター カトウヒロコ)
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