みんなはなぜ転職を決めた?ミドル層が転職を決めた理由
35歳〜54歳のミドル層ともなると若手の頃とは異なり、転職をしたいと思っても「今、転職をしてしまってよいのだろうか」「こんな理由で転職してしまってもいいのだろうか」と考え転職するのをためらいがちです。
では、ミドル層で転職を決意した人はどういった理由で前職を辞めたのでしょうか。厚生労働省平成28年雇用動向調査結果「転職入職者が前職を辞めた理由」から探っていきたいと思います。
35歳〜54歳の男女合わせた結果を見ると「給料等収入が少なかった」が1位、「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」が2位、「職場の人間関係が好ましくなかった」が3位の理由となっています(「その他の理由」が男女とも1位となっていますが、ここでは除いています)。
これらの理由は年齢問わず上位に上がる理由となっていますが、女性よりも男性の方が給与に関する不満に高い数値を示し男女間の差が見てとれます。また35歳〜44歳の男性においては「会社の将来が不安だった」が他の年代と比べて見ても高い数値を示しており、会社員としての自分の将来について深く考える時期であることが影響していると言えそうです。この項目を理由にあげている35歳〜44歳の男性が14%を超えているのに対し、同じ女性の年代では5%を切る結果となっているのも興味深いところです。
反対に、女性の方が男性より高い数値を示す理由には、「仕事の内容に興味が持てなかった」「職場の人間関係が好ましくなかった」「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」が上がりました。男性が給与などの働く条件を重視しているのに対し、女性は働く環境が原因で転職を決めることが多いようです。
男女や年代の差により重要視するポイントが異なりますが、多くの人が現状を変えたいこと、さまざまな不満を理由の一部として転職を決めていることがわかりました。とはいえ不満の解消だけを目的にした転職は避けたいもの。今の職場の状況に悩んでいるのであれば、自身のスキルを整理し、よりよい環境で仕事ができるようなるべく早く人材紹介や転職サポートに相談されることをお勧めします!
(ライター カトウヒロコ)
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