中高年の転職では必須!「企業の課題研究」
転職先を決める際に必ず行う「企業研究」。新卒の就職活動や20代の転職活動での「企業研究」は、企業理念や事業内容、沿革やIR情報などを確認し、自分の志向に合う会社か、自分が働きやすいかについて検討していたと思います。面接でもそれらの情報が志望動機の核となっていたことが多かったのではないでしょうか。
しかし40代ともなると、「企業研究」の意味合いは大きく変わってきます。“40代面接の成功のカギは「スキルを売る」姿勢!”で書かせていただいたように、会社は転職者のスキルを買おうとしています。企業理念への共感はもちろんですが、それだけでは中高年の転職者を採用しようとは思いません。
企業が採用したいと思うのは、企業が抱える課題を解決してくれる人物です。
そのためには、まずは「企業の課題」を知る必要があります。つまり、中高年の転職では「企業研究」=「企業の課題研究」となるのです。そして面接では、課題に対して今ある自分のスキルをどのように生かすことができるのかについて伝える必要があります。
「商談に赴く」と考えていただければわかりやすいのではないでしょうか。相手に対して「どんな課題があるか」「どのようにしていきたいか」とテーマを共有したうえで「このような形で解決できる」「こんな施策をされては」と提案をしますよね。これこそ、中高年の就職活動に重要なことです。そして最終的には企業が目指す姿を把握し、それに向かってコミットし続け、やり遂げてくれそうかどうかを見られることも忘れてはいけません。
目の前にある問題はもちろん、「企業の課題研究」から見えてくるさらなる課題を見越すことのできる先見の明、それらに継続して対応できる力もアピールできるとベターです。
(ライター カトウヒロコ)
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