中高年から始める“副業”の選び方
現在「副業」としてポピュラーなのはアンケートモニター、株式運用、アフィリエイトなど。調査結果によれば、副業に費やした時間は「週に5時間未満」収入額は「1〜5万円未満」が約半数を占めるそうです。あくまでも本業に支障が出ないように、かつお小遣い稼ぎ程度と考えて、副業をしている方が多いことがわかります。実際、副業の理由にも「収入を増やすため」という理由が最も多くなっています。
一方、HISやヤフー、リクルートなど、副業を認めている大企業の多くが理由としてあげているのが企業へのスキルの還元。副業をすることで本業にも良い影響がある、と期待しているのです。
副業をすることによって、収入を増やすことができるだけでなく、自分自身のスキルが伸びれば、企業にも自分にも多くのメリットをもたらすことになります。
人生100年時代を迎え、人生の折り返し地点にある中高年世代であれば、「収入を増やすため」という動機だけではない副業を考えてみませんか?スキルアップやキャリアを広げるため、人脈を作るために副業を行ったほうが、人の役に立ちながら自分らしくハッピーに生きることができそうです。
本業と競合しない副業をするなら、今まで積み上げてきたけれど、さほど会社で使っていないスキルを副業で使うのもおすすめです。例えば、英語が堪能でも今の仕事ではあまり使う機会がないのであれば、ネットで英語教師をして英語力をあげる、プログラミング知識を活かしきれていないのであれば外注の仕事を受けてみる、など…。
これから副業を考えるのであれば、収入を増やすメリットだけではなく、スキルアップ、キャリアを広げる、人脈を作るという新たな視点を加えてみてはいかがでしょうか。
(ライター カトウヒロコ)