採用企業へのメッセージ!刺さる職務経歴書の作り方
転職活動をするにあたり、必ず作成する職務経歴書。単なる経歴の羅列を書き記すだけでは「もったいない」ことになります。職務経歴書は採用担当者と自分をつなぐ重要な架け橋、コミュニケーションツールなのです!今回は、企業の担当者の目を引くような、職務経歴書作成のテクニックを紹介していきたいと思います。
■思い切って自己PRを!
「職務経歴書」ですから、当然仕事の経歴を記載しますが、必要事項を書き終えたらぜひプラスαの「自己PR」を付け足すことをオススメします。
記入する内容は、自身が仕事をする際のこだわり、ポリシー、今後の意気込み、目標、性格における長所などなど…経験を通じてどのような技能を身に付けたのか、といったダイレクトに職務のスキルにつながるエピソードなどもよいでしょう。
常識的なこと以外にも、思い切った自己PRが功を奏する場合もあります。「えっ、そんな事も職務経歴書に書くの?」と思われがちなアピールポイントを紹介します。
■スポーツ経験や受賞歴、記録
学生時代のことでも、趣味レベルで続けていることでもOK。「週2回は道場に行っています」などと書き添えても効果的です。一見「仕事に関係ない」と捉えられがちですが、スポーツで成果を出した人は、「我慢強い」「ストイックに一つの事に取り組める」とプラスな印象を他者に与えます。チームスポーツであれば「チームワーク」への期待に繋がりますし、キャプテンや主将の経験者には「リーダーシップ」の評価にもなります。
■社外活動
NPOやボランティア、その他地域コミュニティへの参加があればぜひ記載しましょう。こうした活動の経験は交渉力や調整力、マネジメント力やリーダーシップなどのビジネススキルにもプラスになっていると評価されます。
■ギャップを感じさせる資格や趣味
例えば、真面目そうな中高年男性の履歴書欄に「社交ダンス」「そば打ち」とあったら興味がわきませんか?多くの職務経歴書に目を通す採用担当者にとっては、小さな「面白さ」も目に留まる要因になります。ちょっと珍しい資格や検定なども、「話を聞いてみたい」というきっかけになるかもしれません。
■失敗談
「成功体験」よりも失敗や挫折の経験に注目し、苦境をどう乗り越え、何を身に付けたかを評価する企業は多いです。「精神的な耐久力、抵抗力、回復力」が重視される傾向が強まっており、失敗を乗り越えた体験談は、採用企業が知りたいことのひとつ。当時のマインドも含め、きちんと説明できるようにしておきましょう。
職務経歴書に盛り込みたい付加要素として「自己PR」の例をご説明しました。記載項目がある程度決まっている履歴書よりも、自分の魅力や能力を伝えるツールとして有効な職務経歴書。「単なる必要書類」として処理せずに、是非「採用担当者へのメッセージ」だと思って工夫してみてはいかがでしょうか?