あなたの仕事は何ワーク？理想の仕事の探し方

自分の「ライフワーク」を見つけたい。そんな風に考えたことはありませんか？やりがいのある自分にとっての「天職」について考えてみました。

何のために働くの？

「働く目的は何か」。平成30年度の内閣府世論調査の結果は以下の通りになっています。
1位　53.9%　お金を得るために働く
2位　18.6%　生きがいを見つけるために働く
3位　14.3%　社会の一員として、務めを果たすために働く
4位　8.9%　自分の才能を発揮するために働く
その他

この結果を見ると、過半数以上の人がお金を目的として働いているようです。勿論、お金のために働くのは悪いことではありません。生きるために稼ぐ、というのはしごくまっとうなことです。いわばご飯を食べるための「ライスワーク」。でも、そのためだけに働くというのではいささか味気ないですよね。

誰しも自分が心からやりたい仕事、人の役に立つ仕事をやりたいものです。心からそう実感ができるような「天職」に皆が巡り合えれば、働き方や働く理由、モチベーションも大きく変わってくるのではないでしょうか。

天職かどうかの見極め方

自分のやっている仕事は天職か、と考えたときに「そうだ」と即座に答えられる人は少ないかもしれません。そもそも天職とはどんな仕事なのか？3つの質問から考えてみましょう。

・その仕事に身を捧げて没頭できるか
・その仕事において他者に自分が代替できない特色があるか
・その仕事は人から必要とされているものなのか

自分がしている仕事について「Yes」と答えられる人は、天職に就いていると言えるでしょう。3つの質問は、職の満足度に関わる重要なファクターを確かめるポイント「やりたいこと/できること/やらねばならないこと」を表しています。

1つ目は、「やりたいこと」をやっているか。時を忘れて仕事に没頭してしまう、という経験はありませんか？本当に自分がやりたいと思っていることであれば、いくら時間を費やしても苦に思う事はないですよね。

2つ目は、自分の「できること」を生かせているか。誰でも取って代われるような仕事ではなく、自分ならではの要素があるかどうかです。自分の能力や特色をその職業で生かせているかどうかが肝要だといえます。

3つ目は「やらねばならないこと」をやっているか。社会や、他者から必要とされていないことをやっていても、仕事としてのやり甲斐は感じられないと思われます。誰かの役に立ちたいというのは、人間の根源的な社会的欲求のひとつ。これが満たされずして天職とは言い難いでしょう。

自分の仕事を天職にする

3つの要素がしっかりと備わっている仕事、それが天職だと考えられます。では、人はどのようにして天職と巡り合うのかについて考えてみましょう。生き生きと自分の職を全うしている人を見ればまぶしく感じますが、彼等が天職に就けたのは幸運だったからでしょうか？

ラッキーだった、という人もいるかもしれません。でもそれだけではないでしょう。最初から職を十全にこなせる人はほんの一握りです。能力が足りず、時には周囲の足を引っ張ってしまっているように感じる時もあります。経験を積み、実力が伴うにつれて、成長の実感を持てるようになります。

自己効力感ややりがいを感じながら仕事を好きになると、いずれは代えの利かない人材となって皆に求められるようになるのではないでしょうか。そう言う意味で、天職は授かるようなものではなく、自ら出会い、作り出していくものなのかもしれません。